法人概要

理事長ごあいさつ

“オンリーワンとしての使命”

一般財団法人海上災害防止センター(MDPC)は、1976年の設立以来、約半世紀にわたって船舶火災、油・有害液体物質の海上流出事故などから人命・財産・海洋環境を守り、また、海運、石油化学企業等の皆様に対しては、訓練の提供、防災のコンサルティングなどを通じて防災能力の維持強化に協力させていただいています。更に、我々が積み重ねてきた知識・経験は、今や国内のみならずアジア、中東、アフリカの国・企業からも認められ、職員による技術指導も行っています。我が国の国際協力の一助になれば本望です。
近年、船舶自体の性能が格段に向上し、事故防止に係る安全管理システムも充実していますが、臨海部の製造工場や倉庫の火災などを含め、ヒューマンエラーによる事故は依然後を絶ちません。地震・津波などの大規模自然災害も具体に想定されている中、MDPCは災害リスクに係る感度を常に研ぎ澄ませています。対応に必要な調査研究、資機材の点検整備、訓練に励み、各地の災害に迅速に対応するため、全国170の海上防災事業者などとも連携し、出動体制を整えています。
適切な現場対応ができるかどうかは、普段の「備え」にかかっています。大規模な災害が発生する頻度は決して多くはありませんが、ひとたび発生すると、一瞬にして人命を奪い、環境を広く破壊し、経済活動にも深刻な影響をもたらします。MDPCは、その「一瞬」のためにあらゆる準備を怠らず、我が国唯一の”総合防災企業”として、社会に貢献していく決意です。

理事長/代表理事 白石昌己

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